最先端の歯周病治療機器を導入
当医院では、「オペレーザー」というCO2レーザー機器と、「ezlase940」という半導体レーザーの2種類のレーザー治療機器による最先端の歯周病治療を導入しております。
1)オペレーザー(CO2レーザー)
遠赤外線に近い波長である炭酸ガスレーザーを歯周病に侵された患部に照射することによって、歯肉の内面の毛細血管やリンパ管に温熱効果を与え、治りを早める働きを持っています。レーザーを照射した直後は歯肉の表面は茶色に炭化します。これが数日たちますと、CO2レーザの大きな特徴である、レーザー照射後の「レーザーベラーク」という成分は血小板と白血球から成る膜が形成されて、保護膜の働きをしてくれます。この膜の直下から、治癒が開始され驚くような速度で創傷が治癒していきます。1週間後には、レーザーを照射した場所には炎症がおさまった新たな歯肉があらわれてきます。
また、CO2レーザーの大きな特徴の一つとして「痛くない」事が挙げられます。これはレーザー照射によって、発痛物質、起炎物質が消失する為であると考えられております。
2)ezlase940(半導体レーザー)
直径が0.3mmの、とても細いレーザーファイバーを治療に用い、従来は器具では届きづらかった深いポケットや 複雑な形態のポケットにも到達することが可能になり、従来は切開しないと治療ができなかった深い場所も簡単に治療ができるようになりました。ezlase940はレーザーの光と熱によって細菌を減少または死滅させます。
また炎症組織をレーザーにより蒸散させることで、歯茎の治癒を促進し、歯根との再付着を促します。
レーザー治療は、従来の治療方法に比べても痛みや出血が少なく、麻酔や投薬の量を減らすこともできます。 ただし、レーザー治療だけで全てが解決するわけではなく、他の治療法と併用することによって、はじめて最大限の効果を発揮するものであります。
当院では、歯周病治療以外でも、以下の治療にレーザー治療を積極的に導入しています。
- 顎関節症(あごの関節が痛む方)の治療
- 知覚過敏症(冷たいものがしみる方)の治療
- 根管治療(神経の治療)
- 親知らずの腫れや痛み
- 止血(歯を抜いた後の血を止めます)
- 入れ歯で歯ぐきが傷ついた方
- 口内炎の治療
- 歯ぐきの黒ずみ(メラニン色素の除去)