より安全性を高めるための環境作り
すべての患者様に安全・安心の歯科医療をご提供するため、厚労省から”外来環”の認定を受けています。
安全で安心の歯科治療をご提供するため、「歯科外来診療環境体制(外来環)」という施設基準があります。この施設基準の認定は、安全対策、感染防止、診療環境の整備、衛生管理等、9項目の基準を満たした医院のみが受けられます。
当院は、国が定めた基準を満たし、外来環の認定を受けていますが、これからも、より安全で安心の歯科医療をご提供できるよう、常に努力を続けていきます。
『歯科外来診療環境体制(外来環)』とは?
- 口腔内で使用する機器の患者ごとの交換や、専用機器を用いた滅菌処理を徹底する等、十分な感染症対策を講じていること。
- 口腔バキューム等により、治療時に飛散する細かな物質を吸収できる環境であること。
- 緊急時の対応設備が整っていること。(AEDや連携保険医療機関がある)
- 緊急時の対応、感染症対策等の医療安全対策に係る研修を修了していること。
など9項目の、基準を満たしている医院に与えられます。
当院では患者様に気持ち良く治療していただくため、院内感染予防に万全の対策を取っております。患者様ごとに器具、削るドリル、タービンなどすべてのものを滅菌処理し、使用いたします。もちろん、紙コップやエプロンもディスポーザブル(患者様ごとに使い捨て)です。
当院は「安心・清潔」にこだわり、「滅菌・消毒」の処置を徹底して管理しています。
川村歯科クリニックの滅菌システム
iClave mini
当院では最新型の歯科用オートクレーブ滅菌器「iClave mini」を導入しております。
現在多くの歯科医院で使用されているオートクレーブでは、内部に入り込んだ血液や唾液の除去、そして滅菌を完全に行うことができないと言われています。
しかし、このiClave miniでは精製水を用い、器具の外部だけでなく、手では難しい内部の隅々まで洗浄し、日本よりもはるかに厳しいヨーロッパの滅菌対策の基準に基づき、厳密な完全滅菌することができます。
オートクレーブ
歯科器具を高温・高圧の状態で完全に滅菌(すべての細菌の死滅)する器械です。ほとんどすべての歯科器具に使用します。
ホルホープ
器具の消毒はオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を用いた滅菌(ウイルス・細菌を完全に死滅すること)が理想です。しかし、オートクレーブは121℃という高温で行うため、耐熱性がないものには使用できません。この器械は高温になりませんので、耐熱性がない器具の消毒も可能になります。高温にかけられない熱に弱い歯科器具をホルマリンガスを用い滅菌する器械です。
エアロクリーン
診療室内全体の殺菌・脱臭を行なっています。診療中の空気をいつもクリーンに保っています。毎分35m³の空気清浄能力を持つ、本格的な業務用空気清浄装置。市販の置き型空気清浄機の7~10倍の空気清浄能力があります。
クリスタルイオン
さまざまな空気中の汚れ、ニオイ、PM2.5、花粉、アレルギー物質を確実に吸着する水の洗浄力をフィルターに活用。
滝効果(レナード効果)により大量の水イオンを発生させ、室内を満たします。つまり水で空気を浄化洗浄し台風の後の爽やかな空気を再現する新発想の空気浄化機です。
器具は滅菌袋に
器具は滅菌袋に入れて滅菌し、使用直前に開封します。
クリーニングコートピカッシュ
ピカッシュは、入れ歯やマウスピース、矯正装置などをAg+(銀イオン)でコーティングを施し、ニオイやヌメリの細菌を抑制するクリーニングコートです。
電解酸性機能水(EO水)
当院ではより安全な院内感染対策として、器具類の消毒に電解酸性機能水(EO水)を使用し、衛生管理を徹底しており、患者さまもスタッフも安心できる医院づくりを目指しています。
電解酸性機能水(EO水)は、副作用がなく薬剤耐性菌も作らない、間違って飲んでしまっても安全なお水です。エイズ、B型肝炎、C型肝炎、ヘルペス等のウィルスやMRSA、インフルエンザウイルス、緑膿菌、水虫、タムシ等の糸状菌、黄色ブドウ球菌、食中毒菌(O-157含)、黄色ブドウ球菌、カンジタ等のウィルスや細菌をほとんど瞬時に殺してしまう力があります。EO水は強酸性で、少し酸味がありますが、細菌やウィルス、体液、血液と反応した後、ただちに普通の水にもどりますので、人体にはまったく無害の安全な水です。
最近ではインフルエンザ予防のうがい、アトピー性皮膚炎、おむつかぶれ、等に幅広く使われています。
この水の特徴
- 非常に優れた殺菌性を持ち、多くの病原性ウイルス・細菌を瞬時に殺す力を持っている。
- 皮膚・唾液・血液などに触れると、すぐに普通の水に戻る。すなわち極めて安全性が高い。
殺菌性が極めて高いのに極めて安全
EO水は、病原微生物には高い殺菌・滅菌作用がありますが、薬品による消毒とは違い、人や環境には優しいという特徴があります。
お分け致しますのでお気軽にお問い合わせください。
川村歯科クリニックの新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、より安全に歯科治療を受けていただけるよう様々な取り組みを行っております。
川村歯科クリニックでは、普段より院内感染対策は徹底しておりますが、新型コロナウィルスの感染予防対策として追加で行っている取り組みについてご紹介します。
新型コロナウイルスとは関係なく、日ごろから以下のことに取り組んでおります。
常時行っている取り組み
- マスクと医療用手袋、ゴーグルの着用。
- 医療用手袋の患者さまごとの交換。
- 患者さま用のエプロン、コップは使い捨てのものを使用し、患者さまごとに廃棄。
- 治療器具は、ドリル等のハンドピースを含め患者さまごとに交換し、消毒滅菌。
- 口腔外バキュームの使用。
- 診療台や操作パネル等の消毒液による清拭。
- レントゲン撮影ごとの拭き取り消毒。
- スタッフの頻繁な手洗いと手指消毒。
- 診療室内での医療用空気清浄機の稼働。
新型コロナウイルス対策として追加で行っている取り組み
常時行っている取り組みに追加して以下のことも実施しています。
- フェイスシールドの着用
- 診療前後の抗菌水(EO水)での洗口
- 玄関、待合室への消毒液の設置。
- ドアノブや取っ手、手すり、床等の消毒液による清拭。
- 待合室ソファの消毒液による清拭。
- 待合室への空気清浄機の設置。
- 定期的な換気。
- 待合室の雑誌やおもちゃ類の撤去。
患者様へのお願い
以下に当てはまる方のご来院は見合わせていただきますようお願いいたします。
- 「37.5℃以上の熱」や「味覚嗅覚異常」のある方
- 現在、同居する人に発熱の症状がある方
- 過去14日以内に、海外渡航の履歴がある方
- 過去14日以内に、海外から帰国した人との濃厚接触歴がある方
- 新型コロナウイルス感染症状があり、体調不良が継続している
口腔内の管理はウイルス感染への水際対策です
感染症予防のために大事なことは、体を清潔にすることです。
清潔な体の表面に病原菌は感染しにくいのです。
ウイルスの感染は、鼻と口と目から起こります。お口が不潔だと、口に入ってきたウイルスが感染しやすくなります。
お口を清潔にし、健康に保つことはウイルス感染の水際対策なのです。
ウイルス感染予防のために、お口の衛生管理を心がけて下さい。
歯周病にかかっている方には、ご自身での口腔内清掃と共に、歯科医院におけるプロフェッショナルケアも大事です。