顎関節症
顎関節症とは
顎関節症とは、顎関節・咀嚼筋・噛み合わせのいずれかに異常があって、顎に痛みを感じたり、口が開けづらくなったり、不快な全身症状に慢性的に悩まされたりする、とても苦しい病気です。しかも、ご自分が顎関節症とは気づかず、いっこうに治る兆しの見えない頭痛・肩こり・耳鳴りをはじめとする不快な全身症状に、精神的にも落ち込んだまま過ごしていらっしゃる方も少なくありません。
原因について
主な原因は「噛み合わせの不調和」です。上下の歯の接触やすり合わせ時に引っかかりがあると、関節内の軟骨がずれ、症状を引き起こします。
顎関節症の種類
I型(筋肉の障害)
あごを動かす筋肉の緊張や負担によって、痛みやこわばりが生じる。関節自体に異常はなく、口を開けると痛む。首や肩の筋肉にも影響が出ることがある。
II型(靭帯の障害)
顎関節を支える靭帯や関節包が損傷し、痛みや口の開けづらさが発生。大きく口を開けたときの負荷や加齢、歯ぎしりなどが原因となる。
III型(関節円板の障害)
関節内の軟骨(関節円板)がずれ、関節の動きに異常が生じる。歯ぎしりや外傷、老化が主な原因。
IV型(骨の変形)
関節の軟骨がすり減り、骨同士が接触して痛みや異音が出る。長期の放置や加齢、関節疾患が原因となる。
顎関節症は、顎関節・咀嚼筋・噛み合わせのいずれかの異状により起こる症状です。患者さんにより、そのうち、いずれの原因で顎関節症の症状が起きているかが異なります。また、全身の不快な症状があっても、顎関節・咀嚼筋、噛み合わせに起因するものではない場合もあります。その為には鑑別診断が必要になります。
III型 関節円板の障害による顎関節症
顎関節症の中でも、関節円板に関連する症状は最も多いとされています。
関節円板とは、顎関節の中でクッションの役割を果たしている組織です。この関節円板が前方にずれることで、さまざまな症状が現れます。
初期症状としてよく見られるのが、口を開けたときに鳴る「コキッ」という音です。これは、下顎の骨が前方にずれた関節円板に引っかかり、その後、正常な位置に戻る際に生じる音で、クリック音とも呼ばれます。
症状が進行すると、関節円板がさらに変形し、下顎の骨が前に動けなくなるため、大きく口を開けにくくなってきます。さらに進行すると、関節円板は本来の機能を失い、骨と骨が直接接触した状態で開口運動を行うようになります。
この状態になると、関節周囲に炎症が起こり始め、さらに悪化すると**下顎頭(下顎骨の関節部分)が変形してしまうこともあります。
その結果、本来の咬合機能(噛み合わせの機能)**にも障害が出るため、症状が重くなる前に早期の治療が重要です。
治療法
スプリント療法
マウスピースを作製し、就寝中に装着する「スプリント療法」。スプリントと呼ばれる顎関節症専用マウスピースを装着し、咬み合わせの位置を変えることで、歯ぎしりやくいしばりを改善したり、歯ぎしりやくいしばりの負担を分散することで、顎関節症の症状を軽減する治療法です。
スポーツマウスガード
“マウスガード”は、マウスプロテクターあるいはマウスピースとも呼ばれ、口腔内を外傷から保護する事を目的とする口腔内装置です。
スポーツをする際、頭部顔面領域での外傷としては、骨折・打撲・裂傷・擦過傷・脳震盪が考えられます。
例えば、ボクシング選手は、激しいパンチで軟組織損傷ばかりでなく、歯の外傷、顎骨骨折、あるいは脳震盪やひどいときには死を招くこともありえます。格闘技に使用するのは勿論、ラグビー・アメフトなどの団体球技、そして体操などの個人競技にも使用されているなど、様々な種目でその利用価値が上がってきております。
こういったことから生命を守るためにもマウスガードは必要な装置となります。
スポーツを楽しむためには出来る限りトラブルから身を守ることが大切です。
より楽しく、より安全にスポーツを楽しんで頂くためにマウスガードの装着は欠かせません
マウスガードにはいろいろな作り方があります。自分で自分の口に合わせて作る物もありますが、作成は難しく適合の良いものを作るのは困難です。
マウスガードは、練習中はもちろん、試合中にプレーに集中するためにもプレーヤーの口の中に確実にフィットしプレーの妨げにならないことが重要になります。
そのためにも歯科医院においてカスタムメードのマウスガードを作成することをおすすめします。
どのような競技で必要?
- ラグビー
- アイスホッケー
- アメリカンフットボール
- ボクシング
- ラクロス
- インラインホッケー
- 空手
- 野球
- ソフトボール
- 柔道
- スケットボール
- キックボクシング等々
川村歯科クリニックではポール式マウスガードというマウスガードを採用し、あらゆるスポーツに使用できるマウスガードの作成ができます。
また、当院は極真会館認定マウスガード(マウスピース)協力医となっており、極真会館公認ロゴマーク入りマウスガードの製作も行なっております。
ポール式マウスガード・極真会館認定マウスガードの特徴
- はめていて息苦しくない!
- はめたまま唾液が飲み込める!
- はめたまま喋れる!
- 簡単に取れない、飛ばない!
- 頭部を打撲されても、あごの位置が速やかに元に戻るため、口内の保護はもとより、脳震盪の予防に優れている!
- 高品質で個人に合ったものが作れる!
- 極真会館用には一つ一つ管理番号と極真マークを入れることが出来、個別管理が可能!
ポール式スポーツマウスガード | ¥19,800 |
極真会館認定マウスガード(ロゴマーク入り) | ¥19,800 |
スタンダードマウスガード | ¥8,800 |