マウスピース矯正は保険適用される?費用相場も解説!

こんにちは。三重県津市にある川村歯科クリニックです。

「マウスピース矯正をしたいけれど保険は適用されるのか」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯科矯正は費用が高額になるため、少しでも費用をおさえたいと考えている方は多くいらっしゃいます。では、マウスピース矯正の費用を少しでもおさえる方法はあるのでしょうか。

今回は、マウスピース矯正は保険適用されるのか、マウスピース矯正の費用相場と矯正費用を安くおさえる方法をご紹介します。マウスピース矯正の費用に負担を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正は保険適用される?

疑問もっている様子の女性

マウスピース矯正は、一部の症例をのぞいて保険が適用とされません。

歯科矯正で保険適用される症例には、条件があります。マウスピース矯正だけでなく、歯科矯正は一般的に審美性を改善させる目的で行うケースが多いため、保険適用されるケースは少ないといえるでしょう。

マウスピース矯正は、歯を大きく移動することが難しい治療法です。保険適用される症例は、大きく歯を移動させる必要がある場合が多く、マウスピース矯正の適応外となる可能性が高いでしょう。そのため、マウスピース矯正で保険適用される可能性は低いといえます。

マウスピース矯正で保険適用されるケースも

マウスピースをはめようとしている女性

上述したとおり、マウスピース矯正で保険が適用されるケースは少ないです。歯科矯正で保険が適用されるケースはどのような症例なのか、ご自身が該当しないか、気になる方もいらっしゃると思います。

歯科矯正で保険が適用されるケースは、日本矯正歯科学会が定める、以下の3つの条件のいずれかに該当している方が対象です。

・厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常

・永久歯萌出不全による咬合異常

・顎変形症による咬合異常

参照元:日本矯正歯科学会 矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

以下、それぞれ解説します。

厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常

先天性の疾患が原因で歯並びや噛み合わせに異常がある場合に保険が適用されます。

厚生労働大臣が定める疾患には、口唇口蓋裂やダウン症、筋ジストロフィーなどの疾患が該当します。現在、61種類の疾患が定められているので、先天性の疾患をおもちの方は該当するか確認してみるとよいでしょう。

永久歯萌出不全による咬合異常

永久歯萌出不全とは、永久歯が萌出していない状態です。永久歯萌出不全には、生まれつき永久歯が存在しない先天性のものと、永久歯は作られているものの何らかの異常で萌出せずに埋まった状態の後天性のものがあります。

後天的理由の場合「埋伏歯開窓術」といわれる手術を行えば、歯の萌出が可能です。永久歯萌出不全が前歯の3歯以上にみられ埋伏歯開窓術を含む歯列矯正が必要な症例では、保険が適用されます。

顎変形症による咬合異常

顎変形症は、上あごや下あごの骨の大きさや形に異常があり、上下顎のバランスが崩れた状態です。主に、噛み合わせの異常や顔がゆがむなどの症状がみられる疾患です。

顎変形症は、症状の程度によって歯科矯正のみで改善できるケースと外科的手術が必要なケースがあります。外科的手術が必要な症例は、あわせて歯科矯正が必要なケースが多く、手術前後に歯科矯正を行う可能性が高いです。このように、噛み合わせの異常や顔のゆがみが顎変形症の原因であると診断され、外科的手術と歯科矯正の併用が必要な場合、保険が適用されます。

マウスピース矯正にかかる費用相場

電卓で計算をしている

歯科矯正の費用がかかるタイミングは、治療前、治療中、治療後に分けられます。矯正治療の多くは保険適用外となるため、全額自己負担する必要があるでしょう。

マウスピース矯正費用が気になって、治療を迷われている方もいらっしゃると思います。以下、マウスピース矯正にかかる費用相場を解説します。

治療前

歯科矯正は、歯科医院を来院してすぐに行うことはありません。事前にさまざまな準備をして、患者さまが治療内容に納得して、同意を得てから治療を開始します。マウスピース矯正の治療前にかかる費用は、以下の4つです。

<治療前にかかる費用>

カウンセリング料 無料〜10,000円
精密検査・診断料 10,000〜60,000円
虫歯・歯周病など歯科治療費(必要な場合) 1歯あたり1,500〜10,000円
抜歯費用(必要な場合) 1歯あたり5,000〜15,000円

カウンセリング料

カウンセリングでは、歯並びや噛み合わせで気になっている部分や理想の歯並びについてお話をうかがいます。また、マウスピース矯正に関する疑問や不安があれば質問も可能です。

カウンセリングの際に、治療方針や理想の歯並びについて歯科医師と意見をすりあわせておくと「思った仕上がりではなかった」など、後悔する可能性が低くなるでしょう。カウンセリングは無料で行っている歯科医院が多いので、複数の歯科医院で話を聞いて、ご自身にあった歯科医院を探すことをおすすめします。

精密検査・診断料

マウスピース矯正をはじめ、歯科矯正は精密検査を行って診断することが必要不可欠です。レントゲン写真やCT写真、歯型や口内、顔貌写真など、必要な資料を集めて、歯科医師が治療計画や費用を策定します。

精密検査、診断料の費用は10,000~60,000円が相場です。

治療中

カウンセリングや精密検査を行い、診断結果や治療計画、費用などに同意したら、マウスピース矯正を開始します。矯正中にかかる費用は、以下の2つです。

<治療中にかかる費用>

装置料(マウスピース) 部分矯正 100,000〜400,000円
全体矯正 600,000〜1,000,000円
調整料 3,000〜10,000円

調整料

保定装置とは、矯正完了後に歯がもとの状態に戻ろうとする「後戻り」を防ぐための装置です。保定装置の相場は1〜6万円です。

なお、保定装置は歯科医師の指示された時間や期間を守り、必ず使用しましょう。保定装置を使用しないと歯並びが乱れ、再治療となるリスクがあります。

マウスピース矯正の費用を安くおさえる方法

両手を頬にあて嬉しそうな女性

マウスピース矯正は、一般的に保険適用されないケースが多いです。そのため、治療費が高額となり、経済的負担が大きくなります。

なかには、経済的負担が大きくマウスピース矯正するか悩まれている方もいらっしゃるでしょう。マウスピース矯正の費用を安くおさえる方法を、以下3つご紹介します。

医療費控除を利用する

マウスピース矯正は、症例によって医療費控除の対象となります。

医療費控除は、1月1日〜12月31日の1年間で支払った医療費の合計額が10万円を超える場合、確定申告を行うと所得税控除が受けられる制度です。医療費控除は、ご自身で申請する必要があります。

なお、医療費の10万円は生計をともにするご家族全員の合計額で算出されるので、ご家族の分もあわせて申請するとよいでしょう。

マウスピース矯正で医療費控除の対象となるのは「噛み合わせが悪く食事をうまくとることができない」「歯並びが悪く発音に支障が出ている」など、機能面に問題があるケースに適用されます。ご自身は審美性を気にして歯科矯正を希望している場合でも、検査結果で噛み合わせに異常がある場合は適用されるので、気になる方は歯科医師に確認しましょう。

デンタルローンを利用する

トータルの支払い費用を安くおさえる方法ではありませんが、治療費を分割で支払う方法にデンタルローンがあります。

デンタルローンは、歯科治療に限定したローンで、矯正治療やインプラント治療などで利用可能です。信託会社が治療費を歯科医院に一括で立て替え払いしてくれるので、信託会社に分割で費用を支払います。デンタルローンは、一般的なカードローンと比較して金利が低い特徴があります。

しかし、審査がやや厳しく、信託会社と提携している歯科医院でしか利用できないため、注意が必要です。

矯正範囲を見直す

マウスピース矯正は、前歯の歯並びに限定して歯並びをととのえる「部分矯正」と、奥歯から歯並び、噛み合わせをととのえる「全体矯正」があります。

噛み合わせに異常がなく前歯に軽度の歯の乱れがあるケースは、部分矯正で改善できる可能性が高いです。部分矯正の費用相場は10〜40万円で、全体矯正と比較して安価に行うことができます。

部分矯正であれば、費用を安くおさえられることはもちろん、治療期間も短く済む場合が多いです。前歯にコンプレックスがある方は、部分矯正のみで改善できるか歯科医師に相談しましょう。

まとめ

ポイントを指さす女性

マウスピース矯正は、保険適用されないケースが一般的です。保険が適用されないので、治療費は全額自己負担となります。高額な治療費を少しでも安くおさえるには、医療費控除の申請や治療範囲の見直しを検討するとよいでしょう。

また、トータルの治療費は高くなりますが、デンタルローンを利用すれば分割で支払うことも可能です。マウスピース矯正の治療費は、歯科医院によって異なるのはもちろん、歯並びによっても左右されます。治療費がどれくらいかかるのか気になる方は、カウンセリングを受けて大まかな見積もりを出してもらいましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、三重県津市にある川村歯科クリニックにお気軽にご相談ください。

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